
プチナースの特集記事を書きました!看護学生のための資格ガイド
この記事を読んでくれている看護師さんの中には、看護学生時代、もっと勉強したり、資格を取っておけばよかったな、、、、。そんなふうに思っている人もいるのではないでしょうか。
実習がメインになる高学年の頃は本当に大変だけど、低学年のときは長期休みもそんなに勉強に追われないのでじつは、いろんな資格取得にチャレンジすればいい。元教員の私はずっとそう思ってきました。
でも、「看護学生は勉強が仕事」「休みなんか返上して勉強しなくちゃいい看護師にはなれない」とドヤ顔で言う教員の同僚も多く、学生時代に資格取得なんて、、、と、ビビッている学生がほとんどだったんじゃないかと思います。当時から私は、この風潮はよくないことだと思っていました。
看護師として職業についたら他の職種は経験できないので視野が狭くなります。なので私は、学生時代こそアルバイトをたくさん経験してほしいとも思ってきました。教え子がどんどん主任や師長になっている今、彼らと会って話すと、やはり学生時代に様々な経験をすることがその後の看護師人生を左右するものだなと、この考えは確信に変わっています。
ではなぜ、看護学校では資格取得やバイトは歓迎されないのか?
それは、中にはバイトに明け暮れて単位を落としたり、国家試験に落ちたり、周辺の資格を取得して学校を辞めて進路変更をするような人がたまに出るからです。
そんな少数派の出現を予防するためと、また、学生が単位を落としたり国家試験に落ちたりするのが教員の責任とされるために歓迎しない方がよい。という正直、大人側の事情から歓迎されないと私は思っています。
看護師として人生をまっとうするなら40年~45年ほど看護師として働くわけですから、介護初任者研修くらいは学生のうちに取得しておき、夏休みなんかは訪問介護のアルバイトくらい経験しといた方がいいと思います。ちなみに私の甥っ子は看護師ですが、彼は学生時代に看護助手のアルバイトをやっていました。
実習では指導者に「学生さん、なんでこんなに動けるの!?」とびっくりされていたそうです。実習の評価はもちろんオールA。
病院で働いていると介護士さんの気持ちや看護助手さんの立場がわかり、学生時代のアルバイトの経験が非常に役に立っていると彼は言います。まあ、そりゃそうでしょう。肌で多職種連携、チーム医療とは何かを経験してきたわけなので強いですよね。
また、教員の頃、残念ながら数名の教え子は国家試験に落ちました。
そうなると1年は看護助手として働く訳ですが、介護初任者研修を修了している人とそうでない人との給料はかなり違います。なので、そんな意味でも介護系の資格を取得しておくのはおススメしたいと思います。
国家試験に落ちる、、、、。まあ、長い人生ですからそんなこともありますが、看護師は働く場所を選ばなければ70歳くらいでも働けます。(実際、私の支援先ではそのくらいのご年齢でも働いている人はいっぱいいます)なので、出だしが遅れたら、みんなより一年長く働けば同じことです。
そうしたときは、「資格に挑戦したから、バイトに明け暮れたから」と、そこに責任転嫁しない。このマインドを大切にしましょう。
他責ではなく、自己責任において自分の限界にチャレンジできるのも学生時代のいいところです。
そしてなんといっても、そうしたすべての経験が自分自身の自信につながっていくのです。
セルフコーチングをして、どんどんいろんなことに挑戦して、実り多い学生時代を過ごしてください。そんな思いで執筆しました。ぜひ、読んでくださいね!