<患者・家族対応>患者と家族にじょうずに向き合うための方法◆2

「話がかみ合わない」ときの対処法

「話がかみ合わない」とはいったい何なのか

対人援助職であるわれわれは、患者さんやご家族に病状の説明をしたり、手術や検査の説明をして同意をもらったりする機会が多いですが、相手と「話がかみ合わずに困る」というときもありますね。でも、命にかかわる現場では「すれ違ってしまって、すみません」は通りません。

ここでは、「話がかみ合わない」とはいったい何なのか、そして「話がかみ合わない人」とできるだけすれ違わずにやり取りをするにはどうしたらいいのか。
また、あなた自身が「話がかみ合わない人」の部類にいるというときには、どう改善したらいいのかを解説します。

スタッフ同士で話がかみ合わないときの対処

これは訪問看護師さん同士の会話です。かみ合っていない人は誰か、考えながら読み進めてみてください。

所長「猛暑だから高齢者の熱中症予防に気を配るように、朝礼でスタッフに周知しないとね」
主任「独居だと、節約してクーラーもつけない人や尿量が増えるのを気にして水分を控えちゃう人もいますからね。経験の浅いスタッフには特に指導しないといけないですね」
看護師A「日本は世界一の高齢化社会だし、これからもっと高齢者が増えて課題満載ですね」

いかがでしょう。上記の会話ではみごとに看護師Aがかみ合っていませんよね。
何が起こっているのか結論からいうと、所長と主任の問い(論点)と看護師Aの問い(論点)がズレていることが「話がかみ合わない」を引き起こしています。

所長と主任は「高齢者の熱中症を予防するにはどうすればいいか」を問い(論点)にしているので話が合っていますが、看護師Aは「高齢化社会の進行がもたらす課題」(論点)について話しているので「何かかみ合わない」のです・・

患者と家族にじょうずに向き合うための方法

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【月刊】エキスパートナース2020年10月号「これからのナースに必要な力を伸ばす連載」より

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